今年2月には第3四半期の業績に反応して6300円台から7600円台まで急伸し、3月現在では7000円前後を推移しています。
今後の方針としては、直営店とECの連携強化を通じて利益確保を進めるとしています。ECの売上高に占める割合は、今期第3四半期累計で12.6%(前年同期は8.8%)と伸びており、さらなる拡大が期待されます。
ちなみに、矢野経済研究所の予測によれば、2021年の国内スポーツアパレルの市場規模は11.1%増。市場全体の活況もゴールドウインの業績にプラスになると思われます。
まとめ
「ザ・ノース・フェイス」の売上増加にけん引され、成長を続けてきたゴールドウイン。前年超えの連続記録はいったん途切れましたが、アウトドア市場の好調やECチャネルの活性化で、再び成長軌道に乗る可能性は大きいのではないでしょうか。
【参考資料】
- 株式会社ゴールドウイン 2021年3月期 第3四半期 決算短信〔日本基準〕(連結)
- 株式会社ゴールドウイン 2021年3月期 第3四半期 決算説明プレゼンテーション
- 株式会社ゴールドウイン 2021年3月期 第2四半期 決算短信〔日本基準〕(連結)
- 株式会社ゴールドウイン 2021年3月期 第1四半期 決算短信〔日本基準〕(連結)
- 株式会社ゴールドウイン 2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
- 株式会社ゴールドウイン 2020年3月期 決算説明プレゼンテーション
- 株式会社ゴールドウイン 2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
- 株式会社ゴールドウイン 公式HP
- 株式会社シマノ 2020年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
- 株式会社スノーピーク 2020年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
- 「スポーツアパレル市場に関する調査を実施(2020年)」矢野経済研究所(2020.12.15)
山口 伸