今年2月には第3四半期の業績に反応して6300円台から7600円台まで急伸し、3月現在では7000円前後を推移しています。

ゴールドウインの過去5年の株価推移

今後の方針としては、直営店とECの連携強化を通じて利益確保を進めるとしています。ECの売上高に占める割合は、今期第3四半期累計で12.6%(前年同期は8.8%)と伸びており、さらなる拡大が期待されます。

ちなみに、矢野経済研究所の予測によれば、2021年の国内スポーツアパレルの市場規模は11.1%増。市場全体の活況もゴールドウインの業績にプラスになると思われます。

まとめ

「ザ・ノース・フェイス」の売上増加にけん引され、成長を続けてきたゴールドウイン。前年超えの連続記録はいったん途切れましたが、アウトドア市場の好調やECチャネルの活性化で、再び成長軌道に乗る可能性は大きいのではないでしょうか。

【参考資料】

山口 伸