卒業シーズンとなり、新生活の準備をしている人もいるでしょう。コロナ禍ですが、環境が激変している今だからこそ、転職活動をしている人もいると思います。転職をするなら誰でも失敗はしたくないものです。入社してみたらブラック企業だった、こんなはずじゃなかった…と後悔しないよう、転職先の会社については慎重に検討したいですよね。

近年は過労死やハラスメントによる自殺のニュースが多く取り上げられています。働き方改革の流れから労働環境の改善に努める会社も増えていますが、問題は根深く、すぐに解決することはないでしょう。

筆者の最初の転職も「失敗」でした。結局すぐに退職しその経験は一つの学びにもなりましたが、できれば最初から成功するに越したことはありません。避けるべき「ヤバイ会社」を見極めるために、この記事では大切な3つのポイントを紹介します。

絶対に避けたい「ブラック企業」とは

まずは、いわゆる「ブラック企業」について理解しておきましょう。厚生労働省のサイトでは、ブラック企業の一般的な特徴として以下のような内容が記載されています。

  1. 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
  2. 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
  3. このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う

つまり、極端な残業やノルマがあり、サービス残業やパワハラは当たり前、“使えない”社員は自主退職に追い込むような職場です。誰が聞いても劣悪な環境だと感じますが、こういった会社は少なくありません。だからこそ、雇用される側にとっては入社前の慎重な見極めが必要です。