20代のお金の使い方は?
続いて、20代のお金の使い方について見ていきましょう。
消費意識・行動についての考え方や状況にそれぞれどの程度あてはまるか聞いたところ、<多少無理しても、良いものにお金をかけたい>では「非常にあてはまる」は11.4%、「ややあてはまる」は36.9%で、合計した『あてはまる(計)』は 48.3%という結果です。
一方、<無理をせず、買える範囲で良いものを選びたい>では『あてはまる(計)』は78.7%という結果になりました。
現代の若者はクレジットカードの分割払いやローンなどを利用して高級品を購入するよりも、自分の手持ちの範囲内で支払える価格のものを買いたいと考える傾向にあることがわかります。
また、購入を検討する時に「最安値」や「口コミ」を必ずチェックする人が7割を占めており、納得してから買い物をする『調べ尽くし消費』が20代の大半の生活に浸透しているとのことです。収入が少なく自由に使えるお金が少ないことから、「買い物で失敗したくない」という思いがあるのではないでしょうか。
20代の副業状況
続いて、20代の副業状況について見ていきます。
パート・アルバイトを除いた有職者に、副業をしているか聞いたところ、「している」は 30.6%、「していない」は 69.4%となりました。
前回の調査(2019年12月調査)では、副業をしている人の割合が43.1%でしたが、今回の調査では大幅な減少となりました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で副業も休業せざるを得なくなったことが考えられます。
コロナ禍で減ったにしても、副業をしている人は20代の3割と、思ったよりも多い結果です。副業を推奨している企業も増えてきていますし、若い人の間では副業が珍しいことではないことがわかります。