世代によっても異なるお金の価値観。「ゆとり世代」や「さとり世代」ともいわれる20代は、どれほど貯蓄をして、どのようなものにお金を使う傾向にあるのでしょうか。

今回は、SMBCコンシューマーファイナンス(株)が20~29歳の男女1,000名を対象にして実施した「20代の金銭感覚についての意識調査2021」から、気になる調査結果をピックアップして紹介します。

「年収がいくらあれば結婚・子育てをしたいと思うのか」「副業はどれくらいの人がしているのか」など興味深い調査結果もあるので、ぜひチェックしてみてください。

20代の平均貯蓄額は?

まずは、20代の貯蓄状況について見ていきましょう。

出典:SMBCコンシューマーファイナンス(株)「20代の金銭感覚についての意識調査2021」

現在の貯蓄額について聞いたところ、「50万円以下」が40.8%と最も多く、「0円」は18.2%と次に多くなっています。貯蓄がほとんどない人が半数以上いるということがわかりました。一方で、「50万円超~100 万円以下」(14.1%)や「100万円超~200万円以下」(10.2%)という回答もみられました。調整平均額は72万円という結果です。

出典:SMBCコンシューマーファイナンス(株)「20代の金銭感覚についての意識調査2021」

また、現在の自分の貯蓄状況について不安を感じているか聞いたところ、「感じている」は 57.7%、「感じていない」は42.3%という結果になりました。

20代ではまだ家庭を持っていない人が多く、将来に備えた貯蓄を意識していない人もいるのかもしれません。一方、収入が少なくて思ったように貯蓄ができず、不安を感じている人も多いといえます。