悪徳携帯ショップは淘汰される?
結論的には、携帯ショップに行く必要性は少なく、来店機会を減らすというYouTuberの主張には賛同できます。特に現在は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大危機の最中にあり、長時間の滞在がリスクになります。また、新規契約を含めて、オンラインであらゆる手続きが可能になっている時代ですから、自分で調べ、自分で決断して必要な操作をすればいいのです。
ただ、誤解なきようにお願いしたいのは、決して「携帯ショップは存在価値がない」などと極論を言いたいわけではありません。世の中には携帯ショップを必要とする人たちがいることは認識しています。
現役の携帯ショップのスタッフの声の中には、「携帯ショップはお客さんを騙していると言われるのは心外だ」という反論もあります(※3)。「microSDを使って、機種間のデータの受け渡しをおすすめするのは、自宅にWi-Fi環境のないお客さまにはメリットがあるからだ」とする主張もみられます。一部の心無い対応をするスタッフがいる一方で、多くは誠実に顧客のニーズを拾って対応しているのもまた事実なのです。
今後、情報リテラシーが高まることで携帯ショップは淘汰されていく将来がくるかもしれません。
参考資料
- (※1)ITmedia NEWS『「あれがドコモショップのリアル」──“クソ野郎”事件はなぜ起きたのか 現役店員が漏らした本音』
- (※2)J-CASTニュース『携帯ショップ店員が女性客のメールを自分宛てに転送 卑劣な「のぞき見」防ぐための注意ポイント』
- (※3)ITmedia Mobile『必要としている人は確実にいる 無理やり売りつけることはない――携帯ショップの現役店員に聞く「オプション品販売」』
高級フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」代表 黒坂 岳央