原爆被爆者の記録を後世へ:標本データベース化プロジェクト

原爆被爆者や原爆被害の資料を残し、後世へとつないでいくために立ち上げられたプロジェクトです。リターンはお礼状や寄付金領収書などですが、しっかりと目標金額を達成しています。多くの出資者に共感されたことが成功要因と言えるでしょう。

和歌山アドベンチャーワールド 動物たちの未来をトモにつくろう

和歌山アドベンチャーワールドの動物たちが生き生きと暮らすために、必要な食事や環境を整えるための資金としてプロジェクトを開始。目標金額500万円のところ、総額7000万円以上の支援金が集まりました。

このプロジェクトではリターン不要の場合、お礼メールやHPへの名前掲載。リターンありの場合は入園チケットやパスポートなどが提供されています。

高校生演劇の東京公演を実現させた成功例

また、東日本大震災で大きな被害に見舞われた福島県の「いわき総合高校」演劇部の学生たちが、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」を活用し、「あひる月13」の東京公演を成功させた事例もあります。

「覚えていたいのに忘れていくこと」をテーマに、震災からの年月や変化する風景、進路とともに揺れ動く気持ちなどを繊細に描いた作品で、生徒たちの真摯な取り組みが顧問の先生や大人たちの心を動かし、完成に至りました。

そして以下のようにクラウドファンディングを募ったところ、結果は目標の達成率を110%超え、33万円の支援額を達成。前売りチケットも完売し、大成功を収めています。

プロジェクト内容:「あひる月13」東京公演を叶えたい
目標金額300,000円/利用目的=公演の運営費
リターン=缶バッチ/公演DVDなど

おわりに

ここで紹介した成功事例はほんの一部にすぎませんが、しっかりとした目的や企画内容、そして魅力的なリターンがあれば、出資者から資金を集めることは可能です。

金銭的なことや年齢が原因で起業やイベント実施など諦めようとしている人は、魅力的な企画内容としっかりとした事業計画案を立て、クラウドファンディングに挑戦してみてはいかがでしょうか。

参考資料

山内 琉夢