では、海外企業はどのようにIoT時代に打って出ようとしているのでしょうか。

実は、日本企業や政府がIoT推進コンソーシアムなどを設立し標準化を進めている間に、米国GE、インテル、サムスン電子などのメジャーリーガー的企業が、OIC(オープン・インターコネクト・コンソーシアム)やIIC(インダストリアル・インターネット・コンソーシアム)といった団体を通じて世界的なIoTの標準化を進めようと動き出していました。

加えて、モノづくりの標準化を進めてきたインダストリー4.0を掲げるドイツ勢がIICと関係を深めるなど、今後に影響を与えそうな大きな流れも起きています。

CEATECでは日本企業によるIoT/CPS時代の事業提案が

日本企業も指をくわえて見ているだけではありません。先日、千葉県の幕張メッセで開催された先端テクノロジーの展示会・CEATECでは、IoTやCPSをテーマに日本企業による様々な展示が行われていました。

これまでデジタル家電の見本市という位置付けだったCEATECが様相を一変した印象です。どのような日本企業が今後活躍しそうか、より深く理解したい方は以下のレポートをご参照ください。

【参考】CEATEC2016関連の記事:

まとめ

IoTというバズワードに惑わされることなく、ハードウェアとネットワーク、さらに踏み込んでプラットフォーム事業で、ぜひ日本企業もイニシアティブを取れるようになってほしいものです。

青山 諭志