さいごに
今回は、60代以降のみなさんの貯蓄事情をながめてみました、ここ数年は経済的に厳しい状況であるにもかかわらず、平均額は2000万円以上をキープしているという結果に。多くの世帯で、「老後までにまとまったお金を貯めておかなければ」という共通認識があるようです。
とはいえ、冒頭で触れた「老後2000万円」という金額はあくまでも目安です。
夫婦が健康で過ごせた場合を前提として、「30年間毎月5.5万円の赤字が続いた場合」の金額なのです。よって、病気や要介護状態になったときに必要となる費用(介護リフォーム、老人ホーム入居費など)は含まれていません。
健康状態、現役時代の生活水準や年金受取額などによっては、予想外の老後資金が必要となる方もいらっしゃるわけです。
こちらを読んでくださいっている現役世代のみなさんの中には、「住宅ローンや教育費の捻出で精いっぱい、老後資金まで手が回らない…」とお感じの方も多いでしょう。
お金のことは親しい友人にも相談しづらいもの。働き盛りの忙しいみなさんが、長い老後を見据えた資金形成のスタートを考えたなら、一度「お金のプロ」に相談してみることもおススメです。
ひとりひとりのライフスタイルに寄り添う、オーダーメイドのマネープランを見つけるきっかけになるかもしれません。
参考資料
- 総務省統計局 家計調査報告(貯蓄・負債編)-2019年(令和元年)平均結果-(二人以上の世帯)「報道資料」「Ⅲ 世帯属性別にみた貯蓄・負債の状況」