老後のためにコツコツ貯金をしていきたいものですが、中々増えていかない貯金に不安を感じている人は多いかと思います。
一方、「貯金はそんなに無いけれど、退職金も出るし老後は何とかなるでしょ」と考えている人もいるかもしれませんね。
私は、大手生命保険会社でマネーセミナー講師やマネープランニングのアドバイザーに従事し、20代のお客様から70代のお客様まで、延べ1000人以上のお客様のお金の相談を受けてきました。
はたらく世代では、特に「老後資金の準備ができていない」という方が多かったように思います。
今回は会社員の退職金について、学歴や転職によって支給額が変わるのかについて、見ていきたいと思います。
会社員の退職金、学歴でいくら変わるのか
会社員の退職金は、学歴や転職でいくら変わるのでしょうか。
まずは学歴による違いを見てみましょう。
厚生労働省の資料「平成30年就労条件総合調査 結果の概況(一時金・年金)の支給実態」に、最終学歴別で退職者1人あたりの平均退職給付額が載っています。下記をご覧ください。
大学・大学院卒(管理・事務・技術職)
- 定年:1983万円
- 会社都合:2156万円
- 自己都合:1519万円
- 早期優遇:2326万円