今期(2021年6月期)は売上高395億円、営業利益14億円という予想が開示されていますが、これは2月3日に上方修正された数字。第2四半期(累計)の営業利益は13億円ですから、2度目の上方修正が行われる可能性は高い状況です。
株価は2018年から5,000円前後の動き続く
業績は着実に伸びている湖池屋ですが、株価は5,000円を前後する状態が2018年から続いています。
株価は2020年のコロナショックで一時4,000円割れとなりました。その後12月末には5,200円を付けましたが、2021年の年明けからは再度5,000円台にほぼ張り付いている状態です。
経営努力が実りつつある湖池屋
湖池屋の業績の伸びはコロナ第3波の巣ごもり消費による後押しもありますが、その経営努力も見逃せません。
2016年に湖池屋は、キリンビールグループでマーケターとして知られ、キリンビバレッジの社長を務めていた佐藤章氏をヘッドハント。佐藤氏は2016年9月に湖池屋の社長に就任して、湖池屋の商品力強化などに注力しています。