大手スーパーのイオンも参画し、東京都内の「イオン」と「イオンスタイル」店舗を皮切りにサービスを始めます。

食品や日用消耗品など「ループ」提携先メーカー各社のリユース容器を用いた商品の先行販売と、使用済み容器の回収に着手。店頭には「ループ」の商品を集めた売り場が作られ、空き容器の回収ボックスが設置されます。その後は順次、本州や四国の約400店舗への拡大を目指します。

オンラインサービスやイオン売り場の商品が各メーカーの従来型商品に比べてどのくらいお得になるのかは、まだ発表されていません。ただ、使い捨て容器にかかっていたコストが不要になるため、消費者としてはその分の割引を期待したいところです。

約3万5,000世帯が「ループ」に参加している米国の意識調査では、利用する理由として「利便性」を挙げた人が多かったそうです。

容器の再利用はプラスチックゴミの削減などにつながりますが、それだけで消費者の共感を得るには難しいといえます。ところが利便性に加え、容器のデザイン性の高さや機能性・使いやすさも評価されたということなので、日本でもサービスが広がるかもしれません。

まとめ

世界のトレンドとして、今後フードシェアリングやリサイクルにかかわるビジネスはますます増えていくと思われます。社会の役に立ち自分もメリットを得られるサービスであれば、試してみる価値はありそうです。

参考資料

通販研究所・渡辺 友絵