その他では、株式売買手数料の増加が鮮明になったことから証券株が買われ、野村ホールディングス(8604)が昨年来高値を更新し、大和証券グループ本社(8601)も大きく値を上げました。

さらに、ネット証券株はもう一段の上昇となり、マネックスグループ(8698)は+9%超高の急騰で昨年来高値を更新し、SBIホールディングス(8473)も急騰して引けています。

日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄

  • ファーストリテイリング(9983)
  • 東京エレクトロン(8035)
  • ファナック(6954)

米国の半導体指数の軟調を受け、株価上昇が続いてきた半導体関連と電子部品が総じて大幅安となりました。

半導体関連では、東京エレクトロン、アドバンテスト(6857)、SUMCO(3436)、信越化学工業(4063)がいずれも大幅下落となり、電子部品株では日本電産(6594)、村田製作所(6981)、TDK(6762)、太陽誘電(6976)などが大幅安で引けました。

その他では、前日に発表した決算数字に物足りなさが残った花王(4452)が▲8%超安へ急落して安値引けとなったことが目を引きました。

新興市場(東証マザーズ)では、前日に代表取締役(妻は有名キャスターでTBSの夜のニュースを担当)の不倫行動が週刊誌で大々的に報道され、愛人の存在と不倫の事実を認めて謝罪した代表取締役の辞任を発表したオンライン診療システムを手掛けるメドレー(4480)が、一時▲4%超安へ大幅下落したことが注目されました。

葛西 裕一