それをきっかけに、食べ物に対する意識が変わったという人も少なくないようです。

「パスタやホットケーキミックスを常備するようになったが、こんなに粉物ばかり食べていて大丈夫なのか?と、自分の体が心配になった」(37歳男性)

「子どもたちがお菓子をひんぱんに食べている姿を見て、『このままではいけない…』と感じてしまった」(35歳女性)

自宅にいる時間が増えたことによって、自分たちの食べているものに改めて意識を向けるようになった人がいる中、こんな意見も。

「まだ特効薬も治療法も確立されていない未知のウイルスに対して、自分の免疫を上げる以外に現時点ではわが身を守る方法はないのでは?と感じた。出来合いの総菜やレトルト食品などを控えて、できるだけナチュラルなものを摂取するようにし、自分の体がもつエネルギーを高めたいと思った。食べすぎなど、体に負担がかかるようなこともしなくなった」(40歳男性)

免疫を高めたいという思いから、添加物の入っているものを控えたり、食事の量を調節して体への負担を減らしたりと、食事の在り方に目を向けた人もいました。心身の健康のために積極的に投資する人も増えており、食事をはじめ「自分の体は自分で守る」という意識が強まった人が多いのではないでしょうか。

マイナスの変化ばかりじゃない

「コロナ」という言葉を見聞きするだけで、なんだか重たい気持ちになってしまう人も多いことでしょう。それほどまでに、新型コロナウイルスは私たちの生活に大きな変化と不安をもたらしています。

変わらざるを得ないことが多かったこの1年ですが、変わったことが全てマイナスではなかったはず。むしろ変われてよかったなと思えることに目を向けて、できるだけ前向きに生活していきたいですね。

川西 まあさ