コロナ禍前の私たちがマウスガードやフェイスシールドをしている人を見かけたら、かなりの違和感を感じたはず。たった1年ばかりの間に、「なんだあれは!」的なものが「なんでつけてないの?」という存在に変わるほど、コロナ禍は人々の感じ方に大きな影響を与えているんですね。
マスクをしていない人を見ると不安に…
今や、お財布やスマホと同じく、外出時に欠かせないアイテムとなった「マスク」。感染対策の必需品と見なされているマスクですが、テレビ番組の出演者や街中などで、マスクなしの人を見かける機会がないわけではありません。
しかし、いつの間にかマスクに対する意識が変わり、マスクなしの人を見ると不安を感じるという人も多いようです。
「アクリル板を挟んでいたり距離を取っていたりしても、テレビ番組の出演者たちがマスクをしていないと不安になってしまう」(26歳女性)
「郵便受けの中をチェックしようと玄関の扉を開けたとき、お向かいさんがマスクなしで同じタイミングで外に出てきたのを見て、思わず『ドキッ』としてしまった。距離もあるし喋るわけでもないのに、マスクなしというだけで驚いてしまった自分に対して、『大丈夫かな?』と心配になった」(35歳男性)
マスクをしていれば絶対に感染しないわけではないにしても、マスクをつけることでとりあえず安心感を得られている場面も多いのでしょう。
マスクをして感染予防に努めるのはもちろん大切ですが、マスクなしの人を見てあまりにも不安を強く感じるときは、自分の心のバランスが傾きはじめていないかどうか、少し気を配った方がよいかもしれませんね。
「健康的な普通の食事」について考えさせられた
昨年春に出された1回目の緊急事態宣言では、大人たちの仕事がテレワークに切り替わっただけでなく、子どもたちも学校や幼稚園・保育園がお休みになったことで、家でごはんを食べる機会が急激に増えました。