返礼品の魅力につられて「あれもこれも」と返礼品を“購入”しすぎないよう、ぜひとも注意したいですね。一度にたくさんの寄付を行えば、当然お金も一気に出ていきます。

我が家は夫の思い付きでふるさと納税をしようと決め、いっぺんに4つの自治体へ寄付をしてしまいました。結果、クレジットカードの請求が集中し、「もうちょっと計画的に分散すればよかったかな」と、ここは後から唯一悔いた点です。

ふるさと納税を行うと、所得税や住民税の控除・還付というメリットもありますが、控除には上限額があります。寄付金総額から自己負担金2,000円を引いた額までが控除対象です。

ふるさと納税サイトには、控除上限額が計算できるシミュレーターが用意されているので、これを利用してあらかじめ自分の控除上限額を知っておくと、ふるさと納税のやり過ぎを防げるかもしれませんね。

特徴を知って上手に寄付しよう

今回は、我が家の“ふるさと納税体験記”とともに、ふるさと納税の良かった点などをお伝えしました。

ふるさと納税は2008年にスタートした比較的新しい制度ですが、年々ふるさと納税を行う人や金額は増加する傾向を見せています。ふるさと納税の持つ特性が地方の活力創出などにつながり、日本全体を元気にする仕組みとして注目されつつあるのでしょう。

「これからも頑張ってほしい!」と思った自治体や地域には、ふるさと納税という形で応援するのも良い方法かもしれませんね。

参考資料

ふるさと納税に関する現況調査結果 (令和2年度実施)」(総務省)

岩田 結