2009年のリーマンショックの際、米ドルが70円台後半まで下落したタイミングで、私もこの外貨定期預金を契約したことがあります。

米ドルが80円になったタイミングで解約しましたが、その後米ドルは一時120円台まで円安になりましたので、「あのまま持っていたらさぞ増えていただろうに・・・」と悔しい思いがします。

残念なことですが、金融機関に勤めていても、ドル円相場がどのように変動していくかは分かりません。

また、持ってみてわかったのですが、外貨を長期で運用したい場合は、外貨建保険商品で運用する方がメリットは多いと思います。

外貨建て保険で毎月保険料を払うと、保険料の払込み期間中は、機械的に毎月決まった日に保険料が引き落とされます。

円高や円安をあまり気にせずに、コツコツと外貨を購入して保険料を払うことで、外貨購入のタイミングが分散され、為替リスクを軽減させることが期待できます。

さらに、長期間運用ができますので、為替差益だけでなく、日本よりもはるかに高い金利を活かして、資産を増やしていくことができる点はメリットが大きいといえるでしょう。

やって良かった資産運用その2:投資信託

次にご紹介したいのは投資信託です。

投資信託とは、国内外の株式や債券、さらには不動産や金などのコモディティ等に、少額から投資ができる金融商品です。

投資家から集めた資金を資産運用のプロが運用するため、初心者でも気軽に投資を始めることができます。

先ほどご紹介した外貨預金はリーマンショック後に契約しましたが、投資信託についてはリーマンショックの2か月前に初めて購入しました。

2か月後にリーマンショックに見舞われた際、私が購入した世界の株式に投資をする投資信託の基準価額(投資信託の値段)は、取得時に比べて、半分以下まで下落しました。

もう二度と投資信託なんて買ってやるものか、と当時は本気で思いましたが、なんとか3年間「塩漬け」にすることで取得価額まで回復し、その後は徐々にプラスに転じていきました。

購入する銘柄によって戻る速度は異なりますが、世界の株式に投資をする銘柄を選択していたおかげで、3年間で戻すことができたといえるかもしれません。