退職金の運用方法、気をつけることは?
退職金を一度に受け取っても、すぐに全額使うという人は少ないと思います。
むしろ、少しでも長く退職金に手をつけないでおこうと願う人が多いのではないでしょうか。
長い老後生活において、退職金は貴重な生活資金です。
そのため、資産運用を活用して、少しでも退職金を増やしたいと考える人もいるかもしれません。
運用の仕方には注意が必要です。資産運用はやり方を間違えると、逆に退職金が減ってしまう可能性があります。
退職金の運用を検討する時は、以下の点に注意をするとよいでしょう。
注意すべき運用方法その1:退職金を一気に投資しない
銀行や証券会社に退職金の運用方法を相談に行くと、投資信託での運用を勧められるかもしれません。
投資信託は成長力の期待できる資産に、少額から簡単に投資ができる金融商品です。
退職金の運用に取り入れたい運用方法の一つではあります。
しかし、その反面、投資信託には元本保証がないため、商品の選択やタイミングを誤ると資金が大きく目減りする可能性があります。
投資信託で運用したいと考えている人は、まとまった資金を一気に投資するのではなく、あえてタイミングを分散して分割購入することをおすすめします。
例えば退職金のうち500万円を投資信託で運用するとしましょう。
例えば、今話題のつみたてNISAですと、毎年40万円ずつ長期分散投資が可能です。
毎年投資した分に関しては、それぞれの投資年から20年間非課税で運用することができますし、途中で利益が出たら売却可能です。もちろん税金はとられません。
購入のタイミングも分散できるので、リスクの軽減も期待できます。