注意すべき運用方法その2:投資した資金を一度に引き出さない

先ほど分散投資をご紹介しましたが、資産運用において時間は重要な要素です。

一般的には、時間をかけるほどリスクが軽減できると言われています。

退職金を運用する際、売却時は生活に必要な分だけ少しずつ切り崩しながら、運用を止めないのがポイントです。

皆さんの中には投資信託で運用と聞くと、一度に投資して2、3年後にまとめて売却して、利益を受取るというイメージをお持ちかもしれません。

しかし、本来、投資信託は短期売買ではなく、中長期運用を目的に設計されている商品です。

引き出す時は一気に引き出して、商品を乗り換えながら利益を取ることは、あまりおすすめできません。

成績のよいファンドを選び、長い時間かけて運用しながら、必要な分を少しずつ引き出せばいいのです。リスクも軽減でき、資産を長持ちさせることができます。