ファイナンシャルプランナーによる家計見直しのためのアドバイス
同調査の対象になった200名のファイナンシャルプランナーに家計の見直しポイントをたずねたところ、火災保険・地震保険の見直しのほかに下記のような項目が挙げられました。
携帯電話などの通信費の見直し
政府が携帯料金の値下げを推進している影響で、2020年末からキャリアの料金値下げの動きが加速しています。今後も新プランが出てくると予想されているため、動向から目が離せません。2021年は通信費を見直す絶好の機会になりそうです。
公共料金の支払先の見直し
電力やガスの自由化によって、自分にあった事業者やプランを自由に選べるようになりました。「夜間料金が安くなる」「携帯電話とセットで使うとお得になる」といったプランもあります。切り替えの手続きは簡単でリスクもないため、自分にあったサービスを探してみてはいかがでしょうか。公共料金の支払いは現金払いや口座振替よりもキャッシュレス決済を利用したほうがお得になる場合があります。
貯蓄と投資のバランスの見直し
将来的に年金や退職金の額が減ることに専門家の多くが警鐘を鳴らしています。日本人はリスクのある投資などの資産運用を好まない傾向が強いといわれていますが、コツコツと貯金をするだけでは老後資金が不足するおそれが出てきました。いよいよ重い腰を上げる時期が来ているのかもしれません。
おわりに
やってはいけない節約とやるべき節約をご紹介してきました。節約は貯蓄の第一歩ですが、その方法はひととおりではなく人によって向き不向きもあります。自分でもできそうだと思えることがあれば、ぜひ試してみてください。
参考
- ソニー損害保険株式会社「家計&火災保険の見直しに関するFP調査」
LIMO編集部