「介護給付費」受給者の内訳
ここから先は、受給者の性別や年齢階級などをみていきましょう。
認定者のうち、75.2%が給付費を受給
- 認定者数…約690万人
- 受給者数…約518万人
※令和2年4月審査分において
認定者数と受給者数をみてみると、認定者数に占める受給者割合は、75.2%にも及ぶことが判明しました。
7割以上の人が給付を受けており、今後、高齢者の増加に伴って、さらに受給者割合が増えることも予想されます。
男性よりも女性受給者が多い
- 男性…約158万人
- 女性…約360万人
受給者の性別をみると、男性よりも女性の方が圧倒的に多いことがわかりました。男性が全体の30.6%であるのに対して、女性は69.4%と、7割近くの受給者が女性となっています。
認定者数自体、男性よりも女性の方が倍以上多いため、女性受給者が多いのは自然なことといえるでしょう。
85歳~89歳の受給者が多い(人口に占める割合)
<男性の年齢階級別受給者割合>
1位:85歳~89歳
2位:80歳~84歳
3位:75歳~79歳
<女性の年齢階級別受給者割合>
1位:85歳~89歳
2位:90歳~94歳
3位:80歳~84歳
65歳以上の、受給者の割合をみると、男女とも85歳~89歳が最も多い結果となりました。
次いで、男性は80歳~84歳、女性は90歳~94歳となっており、男女で年齢階級別の割合に、差が出ていることがわかります。
男性よりも女性の方が、平均寿命が長いことなどが、要因として考えられるでしょう。