「【食事】にお金をかけたい」と回答したのは、1位から順に石川県(43.0%)、兵庫県(37.0%)、新潟県・京都府(36.0%)でした。同調査では「Go To イート」の利用率に関してもアンケートを行っており、1位の石川県こそ上位には入っていないものの、兵庫県・新潟県・京都府はそれぞれトップ10入りとなっています。

兵庫県と京都府はかつて「天下の台所」と呼ばれた大阪に隣接していますし、新潟県は米どころであり日本海の新鮮な魚介類も楽しめるという地理的な要因が、食事に対して目がない県民性を生み出しているのかもしれません。

「住宅」にお金をかけたい西日本

「【住宅】にお金をかけたい」という問いでは、大阪府と岡山県がともに18.0%で同率1位であるのを筆頭に、高知県(16.0%)、京都府・愛媛県・佐賀県・沖縄県(15.0%)と続いており、上位7府県は西日本で占められています。

残念ながら筆者の知識では、この理由に県民性や地域性を見出すことは叶いませんが、住宅の購入は人生の中でも最も大きな買い物の一つ。夫婦で住宅購入を考えているといった方は、将来のトラブル防止のために、お互いの住宅に関する金銭感覚について事前に話し合ってみるとよさそうです。

おわりに

お金の使い方やお金に対する意識は人それぞれですが、生活の中でどういった要素・項目にお金を使いたいかは、県民性や地域性にも関連があるようです。そういったことを念頭に置いて、夫婦や周囲の友人知人とお金について話し合ってみると、今までにない新しい気づきを得られるかもしれませんね。

参考資料

川上 俊介