株式市場の振り返り-日経平均株価は利益確定売りで6日ぶり反落、TOPIXも8連騰成らず
2021年1月15日(金)の主要指標(カッコ内は前日終値比)
- 日経平均株価 28,519円(▲179円、▲0.6%) 6日ぶり反落
- TOPIX 1,856.6(▲16.6、▲0.9%) 7日ぶり反落
- 東証マザーズ株価指数 1,217.5(+9.9、+0.8%) 反発
東証1部上場銘柄の概況
- 値上がり銘柄数:486、値下がり銘柄数:1,652、変わらず:51
- 値上がり業種数:4、値下がり業種数:29
- 昨年来高値更新銘柄数:47、昨年来安値更新銘柄数:1
東証1部の出来高は12億4,926万株、売買代金は2兆8,376億円(概算)となり、いずれも前日より減少しました。
バイデン次期大統領の追加経済対策が発表されましたが、目新しい内容もなかったということで様子見スタンスが強まりました。それでも、売買代金は2兆8,000億円レベルと高水準を維持しています。
そのような中、日経平均株価は利益確定売りが優勢となり、6日ぶりの反落となりました。
寄り付き直後は再び29,000円回復を視野に入れる場面もありましたが、最後はかなり遠ざかった形です。取引時間中の高値は28,820円(+122円)、安値は28,477円(▲221円)となり、値幅(高値と安値の差)は約343円でした。
なお、TOPIXも同じような値動きで下落し、8連騰はなりませんでした。
東証マザーズ株価指数は反発、売買代金は連日で2,000億円を上回る
東証マザーズの出来高は9,918万株、売買代金は2,117億円となりました。
出来高は前日より減りましたが、売買代金は小幅増加となっています。売買代金は183日連続で1,000億円を超え、連日で2,000億円も上回りました。
また、前日に大幅安となった反動もあり、株価指数は+1%高に迫る上昇の反発となりました。終値も引き続き1,200ポイントを維持しています。
東エレなど半導体関連株が再び急騰、好決算発進のファストリは材料出尽くしで大幅安
日経平均株価の上昇に寄与した上位3銘柄
- 東京エレクトロン(8035)
- アドバンテスト(6857)
- 中外製薬(4519)
前日はいったん利益確定売りに押された半導体関連株が再び急騰し、東京エレクトロンが上場来高値を更新し、アドバンテスト、SUMCO(3436)、SCREENホールディングス(7735)なども昨年来高値を更新しました。
また、ハイテク株では、前日に終わった前期業績(2020年12月期)の減益幅縮小を発表したキヤノン(7751)が買い戻されて一時+9%高に迫る急騰となり、ニコン(7731)やリコー(7752)など他の精密機器株も同様に大幅高となっています。
さらに、小売り株では緊急事態宣言の再発出でも人出が極端に減らないこと等を受け、売られ続けた百貨店株が買い戻され、J.フロント リテイリング(3086)と高島屋(8233)が急騰し、三越伊勢丹ホールディングス(3099)も大幅上昇となりました。
その他では、午前中に武田総務相が先日発表されたauの割安料金プランに「非常に紛らわしい」と恒例のいちゃもんを付けましたが、株式市場では“またか”と相手にされず、逆にKDDI(9433)は堅調に値を上げたことが目を引きました。
日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄
- ファーストリテイリング(9983)
- エムスリー(2413)
- ダイキン工業(6367)
「ユニクロ」「GU」を展開するファーストリテイリングが前日に大幅増益となるQ1決算を発表しましたが、逆に材料出尽くしで一時▲3%超安の大幅下落となりました。
また、ハイテク株ではTDK(6762)やローム(6963)が朝方に昨年来高値を更新したものの、その直後から売りに押されて終値は下落しています。
その他では、大ヒットの呼び声高い映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の公開再延期が発表されたことを受け、配給元の東宝(9602)が▲3%弱安の安値引けで大幅続落となりました。ただ、共同配給元である東映(9605)は小幅高になるなど、配給元に対する評価はまちまちだったようです。
新興市場(東証マザーズ)では、緊急事態宣言の再発出地域の拡大を受けて貸会議室大手のTKP(3479)がストップ安の大暴落となったのが目立ちました。
