1:月の収支を把握していない

月の収支を把握していなければ、自分が何にどれだけ使い、どのくらい貯金ができるのかを明らかにすることができません。近年はカードやスマホ決済などで現金のやり取りをしないことが増え、残高の把握が難しくなっているケースも。月の収支を把握することには、以下のようなメリットがあります。

・なににどのくらい出費しているか可視化でき、無駄があぶり出せる
・先取り貯蓄の計画が立てられる
・ライフイベントに早めに対応できるようになる

「毎月、残ったお金を貯金にまわそう」と考えていると、なかなか結果が出ないものです。月の収支を把握し、その中からあらかじめ「先取り貯蓄」をしておくことで、計画的にお金を増やしていくことができます。簡単に始められる家計簿アプリなどを活用し、まずは1ヶ月の家計収支を確認してみましょう。

収支が明らかになると、「大きなお金の使いどころ」も決断できるようになります。「高価だから買えそうにない」と思っていた商品も、マネープランを立てて計画的に資金を捻出することで購入できるようになるのです。これは子どもの教育資金や、自分たちの老後資金にも関わる問題です。目の前のやりくりだけにとらわれず、長い目をもってお金を使うようにしてみましょう。