給与階級別分布-女性-
- 100万円以下:341万6000人(15.4%)
- 100万円超200万円以下:525万8000人(23.7%)
- 200万円超300万円以下:452万3000人(20.3%)
- 300万円超400万円以下:389万人(17.5%)
- 400万円超500万円以下:233万3000人(10.5%)
- 500万円超600万円以下:123万2000人(5.5%)
- 600万円超700万円以下:66万人(3.0%)
- 700万円超800万円以下:36万6000人(1.6%)
- 800万円超900万円以下:17万7000人(0.8%)
- 900万円超1000万円以下:10万3000人(0.5%)
- 1000万円超1500万円以下:18万9000人(0.8%)
- 1500万円超2000万円以下:5万4000人(0.2%)
- 2000万円超2500万円以下:1万2000人(0.1%)
- 2500万円超:1万5000人(0.1%)
年収500万円(ここでは年収500万円超600万円以下)を得ている給与所得者は、男性で13.5%、女性が5.5%となっています。
年収500万円台の男性は約1割ほどですので、普通と言えるかは判断が分かれるところです。
また、女性の社会進出が進んでいるとはいえ、男女の年収においては、まだまだ開きがあるのが現実のようです。
年収500万円世帯の貯金はいくらか
つぎに、総務省 「2020年4~6月家計調査報告(貯蓄・負債編)二人以上の世帯のうち勤労者世帯」の調査結果をみてみましょう。
年収500万円台の勤労者世帯の貯蓄額と負債の金額については、意外な事実が見えてきました。
年収500~550万円
- 世帯主の平均年齢:48.0歳
- 平均年収:523万円
- 平均貯蓄額:839万円
- 平均負債額:721万円
(負債の内訳)
住宅・土地購入のため:686万円
住宅・土地以外の負債:13万円
年収550~600万円
- 世帯主の平均年齢:48.9歳
- 平均年収:571万円
- 平均貯蓄額:1010万円
- 平均負債額:820万円
(負債の内訳)
住宅・土地購入のため:755万円
住宅・土地以外の負債:52万円
貯蓄額には、預貯金の他、生命保険や有価証券も含めた金額となっています。
この調査で意外なのは、それぞれの年収帯の負債額です。
貯金額に関しては、平均年収に連動し500~550万円世帯よりも、550~600万円世帯のほうが順当に多くなっています。
しかし負債額においては、住宅・土地「以外」の負債額をみると、年収が高いはずの550~600万円世帯が上回っています。
こどもの教育費・進学費、日ごろの付き合いをふくめた生活水準とのバランス等、考えられる要因はありますが、「年収が高い=負債もない」わけではないことが分かります。