やる気が上がるも下がるも言葉次第!

言葉によって、良くも悪くもなる部下と上司の人間関係。養命酒製造(株)が20歳~59歳のビジネスパーソン1,000人に対して行なった「東京で働くビジネスパーソンの疲れの実態に関する調査2018」によると、上司の言葉によって疲れが倍増した経験をもつ社員が41%という結果が出ています。

部下の疲れが倍増した言葉

「常識でしょ」/「当たり前でしょ」(24.4%)が最も高く、次いで「前にも言ったよね?」(23.9%)、「まだ終わらないの?」/「仕事遅いね」(21.0%)という結果に。

一方で、もし上司にいわれたら疲れが半減すると思うセリフについての調査結果も公開されています。

部下のやる気がアップする言葉

「君がいると安心だ!いつも頼りにしているよ」(21.3%)、「すごいね、よくやった!期待以上の出来だ」(20.1%)、「君の心配りや優しさにはいつも感謝してる」(17.3%)が上位にランクイン。ちゃんと見ている姿勢が伝わる言葉に、部下のやる気もアップするようです。

自分がかけてほしい言葉を相手にも

会社を辞めたいと思う理由で一番多い「人間関係」。毎日顔を合わせるからこそ、些細な言葉の積み重ねで関係が良くも悪くもなります。特に中間管理職だと上司にも部下にも気をつかって大変でしょう。仕事ですから、気楽な言葉ばかり交わせないのもわかりますが、余裕がないときこそ相手を思いやる言葉をかけたいですね。また、コロナ禍により、顔を合わせない中でのコミュニケーションの取り方も今後の課題になりそうです。職場のモチベーションをアップさせることも仕事のうちと割り切って、まずは「自分がかけてほしい言葉」をかけてみるのも良いかもしれません。

参考資料

【調査概要】

調査対象:会社勤務をしている全国の男女
調査人数:1,000人(女性594人/男性396人/未回答10人)
調査期間:2020年10月1日~10月4日
調査方法:インターネットによる任意回答

池田 蒼