20代や30代は「貯金箱」「貯金アプリ」を活用

より詳しく年齢別に貯金方法を見ていきましょう。

目立ったのは、20代の「貯金箱(15%)」「貯金アプリ(5%)」と30代の「貯金箱(13%)」「貯金アプリ(5%)」です。

若年層では、貯金箱や貯金アプリの利用が支持を集め、全体のうち約20%を占める結果となりました。

全世代において「銀行の自動積立・定期預金」「メイン口座から貯金用の別口座へ移し替える」という方法が主流ですが、自分が貯金しやすい環境を整えるのが大事なようです。

おわりに

知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査」のデータによると、老後の暮らし(高齢者は今後の暮らし)について経済面で「非常に心配である(53.8%)」「多少心配である(31.8%)」「それほど心配していない(14.4%)」という割合になっています。

「それほど心配していない」と回答した人のうち、「十分な金融資産はないが、老後に備えて着々と準備(貯蓄など)しているから」という理由を挙げた人もいます。目的を持って備えておくのが大事ですね。

貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

参考

瀬戸山 佳菜