実家相続で損しない方法 その1「自治体の”空き家バンク”を活用」

定期的に支払わなければならない固定資産税や修繕費を捻出するために、相続した実家を貸家にして家賃収入を得ようと考える方もいらっしゃいます。

ただ住民の少ない地方都市の場合、いざ借り手を探そうと思ってもなかなか見つからない場合もあります。そこで活用したいのが、地方自治体が行っている「空き家バンク」や「空き家・空き地活用事業費補助金」の制度。

「空き家バンク」とは空き家の賃貸・売却を希望する人からの情報を地方自治体のホームページなどに掲載し、空き家を借りたい、購入したいという人とマッチングさせるサービスです。

また青森県弘前市のように、空き家バンク利用者を対象に補助金を支給している自治体も多くあります()。

移住者で空き家を賃借する人には家賃の3年間分を補助するといったかなり有利な内容のものもあるため、街の不動産屋さんに依頼するよりも早く借り手が見つかることもあるようです。

(※)弘前市『空き家・空き地利活用事業費補助金