新しいことにチャレンジするのはいいことですが、仕事の後で料理に何時間もかけて、食材を余らせ、おいしくない料理を食べるというのは非効率ですし、結果的に高くつくことになります。ストレスも溜まりますから、得意でない方法で無理に節約を始めるのはオススメできません。

やるべきではないこと② 無計画に先取り貯金を始める

お金を貯めるなら先取り貯金がオススメ、と聞いたことがある人も多いかもしれません。「お給料が入ったらすぐに貯金用の口座に決まった金額を移す」という先取り貯金をすれば確実に貯金できますが、無計画な先取り貯金で痛い目にあった人もいます。

筆者の知人女性は、先取り貯金が有効だという情報を鵜呑みにし、「とりあえず毎月5万円」で先取り貯金を始めました。もともと彼女はお金に無頓着で、クレジットカードの利用明細や銀行預金の入出金明細をほとんど見ないズボラな性格だったこともあり、お金を貯めたいと思ってもなかなかうまくいかなかったのだそう。そこで小耳にはさんだのが先取り貯金だったのです。

しかし、彼女の場合は先取り貯金をしたことで生活資金用の銀行口座に残るお金が少なくなり、あらゆる支払いが滞ってしまいました。クレジットカードの支払い、家賃、スマートフォン代、奨学金の支払いなどが止まったにもかかわらず、マメに預金口座を見るタイプではなかったのでそれに気づかなかったのです。

ある日クレジットカードの請求ハガキが来たことで延滞していたことに気づいた彼女。ですが、その頃には手元にお金が残っておらず、支払いリズムが完全に狂ってしまったと言います。これではせっかく先取り貯金をしても本末転倒です。