昨年来のコロナ禍で先行きが不安という人は多いのではないでしょうか。実際、東京商工リサーチの発表によると、2020年12月7日までに上場企業の早期・希望退職者募集が90社に達し、これはリーマンショック直後の2009年(191社)に次ぐ高水準なのだそうです。

貯蓄を増やすためにはポイントを押さえる

そんな中、将来のために貯蓄をふやしたいと思いながらも、なかなかお金を貯められない。家計が赤字になってしまいそれどころではない。そんな状況に陥っているケースもあるでしょう。しかし、ちょっとしたポイントを押さえれば、意外と貯蓄が苦にならなくなるものです。

そこで今回は、貯蓄を増やしたいと思っている人が「やるべきではない4つのこと」をご紹介します。

やるべきではないこと① 得意でない方法で節約を始める

貯金を始めようというとき、まずは節約を考えるのが普通だと思います。確かに節約は大切ですが、自分が得意でない方法で無理やり節約を始めると逆効果になることも…。

たとえば、あまり料理をしたことがないのに「食費を抑えたいから自炊をして節約しよう!」と思い立つこともありますよね。筆者の知人男性は、お米すらまともに炊けるかどうか、というくらい料理経験のない人でしたが、節約のためにと意気込んで自炊を始めました。

しかし、料理経験のない人は、どのくらいの材料が必要かわからないのです。また、スーパーの食料品売り場にもあまり行ったことがないので、その値段が高いのか安いのか判断ができなかったと言います。結局、数品料理をするのに2時間もかかるし、おいしくないし、食材は余る。そんな日々が続いたらしく、自炊をあきらめてしまいました。