日経平均は大納会を27,000円超えで終えられるか〜想定外続きの2020年もあとわずか

【日経平均株価】テクニカル分析 2020年12月27日

日本株、米株ともに高値圏でのもみ合いが続く

2020年12月25日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は、前日より11円74銭安の26,656円61銭となりました。3日ぶりの反落です。

24日、英国と欧州連合(EU)が、自由貿易協定(FTA)などを巡る交渉で合意。英国のEU離脱の移行期間は年内が期限でした。合意のない離脱の場合、英国とEUとの取引に関税がかかることになってしまうため、日系の自動車産業などの経営に影響を与える可能性がありましたが、ひとまず最悪の事態は回避できた形です。

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長引いていた交渉がようやく合意に至った背景には、新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動悪化の影響を抑えたいと考える両者の考えがあったとみられます。ただ、株式市場では合意はすでに織り込み済みであったことや、国内でコロナの新規感染者数が上昇していることなどから、買いが続きませんでした。

今週の動きはどうなるでしょうか。今週は30日が大納会で、営業日は3日しかありません。海外勢や国内の機関投資家はすでに年末休暇に入っているとみられ、方向感が出しにくい動きになりそうです。といっても、ここから大きく下落することも考えにくく、高値圏で小幅な値動きになりそうです。

予測できない動きが続いた2020年の株式市場

ちなみに、今年は1月6日が大発会でした。その日の終値はいくらだったか覚えていますか。前年末と比較し451円あまり安い、23,204円でした。いきなり下落で始まったことに、市場では警戒感も広がりました。

しかし、この時点でその後のコロナ感染の急拡大と株価急落を予測していた人はまだ少なかったでしょう。3月には一時、16,358円まで下落しました。ところが、今度は逆に、そこからV字回復することを予測していた人も少なかったのではないでしょうか。

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執筆者
下原 一晃

マーケティング会社、リクルートなどを経て、PRプランナー・ライターとして独立。株式投資、投資信託をはじめとする資産形成や、年金、相続などに関する情報提供を行っている。あわせて、個人投資家がテクニカル理論を身に付けるためのヒントや知識の紹介にも取り組んでいる。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)。