新年おめでとうございます。
すっきり晴れやかな空を見ていると何も無かったような気持ちになりますが、今年もまだまだ新型コロナウイルスは私達の生活、仕事、生き方に大きな影響を与えています。
例年年始はお金の相談や関心が多くなるといわれていますが、ステイホームのお正月となった今年はお金に対しての関心が加熱すると予想しています。
お金に対する関心の中でも特に上位を占めるのが老後のお金のことです。
今回はFP(ファイナンシャル・プランニング技能士)の視点で、老後のお金のひとつ年金について確認してみましょう。
老後は年金だけが頼りが大半
厚生労働省が令和2年7月に公表した「2019 年 国民生活基礎調査の概況」によると、公的年金・恩給を受給している高齢者世帯のなかで「公的年金・恩給の総所得に占める割合が100%の世帯」は 48.4%という結果が出ており、老後は年金頼みとなっている世帯が半数を占めることが分かります。
同調査結果では80~100%未満世帯が12.5%、60~80%未満世帯が14.5%となり、年金が老後資金の多くをまかなうことになることが分かります。
ではこの年金を今の高齢者の方はどれくらい受け取っているのでしょうか。