まず1色目はすぐに使う予定のあるお金です。退職後の生活費等がこれにあたります。

2色目はすぐではないが、使い道がすでに決まっているお金です。家のリフォーム資金や子供の結婚資金等がこれにあたります。

そして3色目は、使いみちが特に決まっていないお金です。投資信託等の元本保証のない金融商品で運用する場合は、この3色目のお金の範囲内ですることをおすすめします。

退職金の失敗しない運用ノウハウ「その1」:資産運用は長い時間をかけるべし

それでは、3色目のお金でどのように投資信託を買うと失敗しないのかですが、ここで重要なことは、長い時間を掛けて運用をすることです。

「長い時間といっても老後にそんな時間はないよ」と思われるかもしれませんが、最近は「人生100年時代」と言われています。老後はなかなか終わってはくれません。

この長い老後生活にお金を枯渇させてしまわないためにも、投資信託等の資産運用商品は、必要な分があれば都度切り崩しながらも運用自体は長い時間を掛けて行う必要があります。

また、投資信託等のリスク性商品は、長く運用するほどリスクが軽減されリスクが安定し向上する傾向があります。

退職金は大切な老後の生活資金ですのでうかつに減らすことはできません。そのためにも、20年、30年と長い時間を掛けてじっくりと運用できる商品を選ぶことが肝心です。