パートナーからの不満を聞いて、はじめて気づくのはよくあること。普段は仲の良かったBさん夫婦にとって、今までにはないようなぶつかり方だったそうです。

「それからは、夫婦でしっかりと話し合いをして、どちらか一方だけに負担が偏らないよう意識しました。子どもたちもお手伝いをしてくれて、家族の中での“チーム意識”がより強くなっていったんです。コロナがないに越したことはないんですけど、新しい気づきを与えてくれたことには感謝したいと思います」

コロナによって、夫婦・家族の絆が強まったというBさん夫婦。「コロナ禍のおかげ」という発想を持てる夫婦は、これからも強く生きていけるのではないでしょうか。

しんどい時こそ“パートナー”の意味を再確認

夫婦といえども、所詮は他人。お互いに言いたいことや思っていることを相手に伝えていかなければ、不満がたまっていつかは爆発してしまうことでしょう。コロナ禍で不自由を感じることがどんどん増えるこの状況、せっかく縁あって夫婦となったパートナーとどう乗り越えていくかが問われます。

パートナーは敵ではなく、本来最強の味方であるはず。お互いに手を取り合って、今のこの状況を乗り越えれば、きっと今までよりもはるかに幸せな関係が築けるのではないでしょうか。

川西 まあさ