とある会社に勤務する中堅社員の主人公。今日は待ちに待ったボーナス支給日。受け取った賞与明細片手に係長の前を通りかかったところ、「ボーナスも出たことだし、ぱーっと飲みに行かないか?」と誘われます。しかし、今は感染症流行の真っ只中。主人公は「こういう時期なので遠慮します。」と、丁重にお誘いを断りました。

すると、誘いを断られてむっとしたのか、係長が怒り出しました。「付き合い悪いなあ!何のためのボーナスだと思っているんだ。こういうのは、会社のために使うもんだろ。」

「使い道は自分で決めさせてくれ…。」と、主人公が心の中でつっこむと同時に、頭の中で、いつものごとく妄想スイッチが入ります…。

ボーナス支給日に賞与明細をのぞき込む主人公と係長。そこには、各社員への支給額とともに「貯金XX円」「交際費XX円」「自己投資XX円」…などという謎の項目がずらり。「係長…。何か明細に書かれているんですけれど…。」と主人公が問いかけると、係長から「ああ、今年から何に使うか会社に指定されることになったんだ…。」という返事が!

そして自分の明細を見た係長は「しまった!飲み会に指定された金額分を使ってしまった!もう飲めないじゃないか。」と頭を抱えだします。一方の主人公は、ずらずらと書かれている支出予定の項目を見て「こっちは、貯金以外には使いたくなくて困ってますよ…。」と青くなり…。

途中まで想像したものの、「それは嫌すぎる。」と、思わず自分の妄想に突っ込んでしまう主人公。(妄想終了)