2020年、今年も残りあとわずかになりました。

介護施設の入居者のなかには、年末年始に自宅へ一時帰宅し、家族とともに過ごすという人もいるでしょう。一方で、数日とはいえ、家族が自宅でお世話できないなどの理由から、そのまま施設で新年を迎える人もいるはずです。

年末年始を施設で迎える入居者の家族は、「施設ではどんな風に年末年始を迎えているのだろう…」と気になるところだと思います。

そこで本記事では、介護施設などの入居者が、年末年始をどのように過ごしているのかを紹介・解説していきます。

今年は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染が深刻化していることもあり、例年とは異なる部分もあるとは思いますが、ぜひ参考にしてみてください。

年末年始はスタッフ同様、入居者も忙しい!

年末は新年の準備

年末になると、大掃除や新年を迎えるための飾りつけ作成、新年会で展示するための絵や貼り絵作成、カウントダウンのカレンダー作成などを、スタッフとともにおこないます。

大掃除は、各居室やフロアの清掃をスタッフメインでおこないますが、自立度の高い入居者の場合は、自ら大掃除に参加する人もいるなど、体を動かす良い機会となることも多いです。

飾りつけや絵、カウントダウンカレンダーなども、スタッフが道具や材料を用意し、フロアの大きな机の上などで、入居者に教えながら楽しく作成します。

普段は参加しないような入居者でも、賑やかな雰囲気に吸い寄せられたり、「年末だから特別に…」と参加してくれたりすることもあるなど、1年でとくに盛り上がる時期といえるでしょう。