その他では、仮想通貨ビットコインが再び過去最高値を更新したことを受け、マネックスグループ(8698)が一時+8%超高へ急騰したことが目を引きました。ただ、同社がビットコイン取引のコインチェック社を買収時に付けた高値からはまだ半分以下の水準です。

日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄

  • ファーストリテイリング(9983)
  • ファナック(6954)
  • 第一三共(4568)

年末年始のGo To トラベル一時停止に加え、取引時間中に東京都の新規感染者数が800人超えとなったことが報じられ、関連銘柄で下落が多く見られました。

輸送株では、西日本旅客鉄道(9021)が一時▲5%安に迫る急落となったのを始め、JR株やANAホールディングス(9202)など空運株も大幅下落となりました。さらに、エイチ・アイ・エス(9603)も▲5%弱安の安値引けとなる冴えない値動きでした。

また、小売り株では、三越伊勢丹ホールディングス(3099)が▲5%超安の急落となるなど、百貨店株が軒並み大幅安となり、ローソン(2651)は連日で年初来安値を更新しています。

その他では、新型コロナウイルスの抗ウイルス薬候補「アビガン」について「有効性を判断するのは困難」とする国の審査報告書がまとまったというニュース報道を受け、富士フイルムホールディングス(4901)が一時▲5%弱安に迫る急落となったことが目を引きました。

葛西 裕一