メルカリを使う理由に「暇つぶし」がある

メルカリが運営するメルカリ総合研究所が「2020年度フリマアプリ利用者と非利用者の消費行動に関する意識調査」を発表しました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における緊急事態宣言中にフリマアプリの利用を開始した理由についてきいているのですが、その中で「暇つぶし」と回答した人が17.9%いることがわかりました。「不用品の処分」や「家の中の整理」など、売ることが目的だった人も半数近くいるのですが、逆に買い手に回った人も26.1%います。おそらく暇つぶしと回答した人も、何度なくメルカリを見ている、つまりネットサーフィンやウィンドウショッピングのような感覚なのだと思います。

メルカリにおいてもお金を生む暇つぶしになるかどうかは、使う人の意識によって違ってきます。実際にメルカリなどのフリマアプリにおいて、お金を生むような暇つぶしにするためにどんなポイントがあるのかを紹介していきましょう。

フリマアプリにおける暇つぶし。こんなお得な効果がある

「こんなものも売れる」という気づき

メルカリなどのフリマアプリを見ていると、本当にいろいろな物が出品されていることがわかります。それを見ている時「あれ?これうちにもあるぞ。こんなに高く売れるのか!」と思うものに出会うことも少なくありません。フリマアプリでは洋服やバッグ、靴などは一般的なのですが、例えば「バッグのショルダー部分だけ」が出品されていて、しかも購入されていたらそれは1つの発見になります。

このように自分の知らない出品物を見つけることで、自分の家の中にある物が「フリマの出品物になり得る」と思えるようになるのです。

こんなに安く買えるのか?という驚き

フリマアプリの活用は売るだけではありません。当然ながら買う方でもかなり活用できます。筆者もよくフリマアプリで買うのですが、「こんなに安く買えちゃった〜」と思うことも少なくありません。筆者は食品を買うこともあって、スーパーよりも断然安く買えたりもします。

他にも中古の洋服が新品の半額以下になることも。最初は安いなという驚きもあるのですが、次第に掘り出し物を見つけるというワクワク感が出てくるのです。安く買えればその分お金の節約にもなります。でもそれ以上に安く買える場所を知って、使い続けることが重要だと思っています。

こんなブランドがあるんだ!と新しいブランドを知る

以前、フリマアプリは新しいブランドとの出会いのきっかけになるという調査結果が発表されていました(※)。これは楽天のラクマの協力を得て(株)アパレルウェブが行った調査ですが、もともとフリマアプリが浸透して中古品の取引が活発になることが、一次流通(新品の流通)に悪い影響を与えるのではないかとの懸念がありました。

しかしこの調査では、フリマアプリを通して新しいブランドを知って、ブランドサイトを見たりお店に行くなど、一時流通にプラスに働くこともわかっています。新しいブランドを知るのは、自分の知識を深めること。今使っている物よりも使い勝手や着心地がいいとなれば、それはお得な発見になるでしょう。