老後に失敗しない退職金の運用法、年始に勉強

Aleksei Morozov/iStock

新年おめでとうございます。

昨年からの新型コロナウイルスの影響で今年は帰省せず、自宅で過ごされている方も多いのではないでしょうか。

せっかく時間があるならば、少しでも有益な情報に触れていただくこともおすすめです。

今回は皆様のマネープランニングをお手伝いするFP(ファイナンシャルプランナー)の視点から、退職金の運用方法についてご紹介したいと思います。

特に今年、定年退職される方で、退職金を受け取る方にとって何かひとつでもお役に立てれば幸いです。

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退職金制度と退職金相場を確認

まずは現時点でどのような退職金制度があるのか、退職金の相場はどの程度なのか確認してみましょう。

退職金制度は細かく分けると下記の4つになります。

退職一時金制度

  • 退職一時金制度とは、退職時に一括で退職金が支給される制度です。
  • 支給が一回のみでそれ以降は基本的に支給されることがありません。
  • 退職金を企業が独自に内部で運用するシステムとなっています。

確定給付企業年金制度(DB)

  • 確定給付企業年金制度(DB)とは、従業員が受け取る給付額があらかじめ約束されており、会社が拠出から給付までの責任を追う「確定給付型」の企業年金制度です。

中小企業退職金共済

  • 中小企業のための退職金の共済制度で、略して中退共(ちゅうたいきょう)と呼ばれています。
  • 退職金は退職金規定で定められ、給付は基本的には退職一時金で一括での受け取りとなりますが、一定の条件を満たせば分割して受け取ることも可能です。

企業型確定拠出年金制度(企業型DC)

  • 企業型確定拠出年金制度(以下、企業型DC)は、会社が拠出する「掛金」が確定している企業年金制度です。
  • 企業が運用するのではなく、掛金や運用方法は従業員個人に任せるという考え方の制度です。加入者(従業員)が運用の責任を負い、運用結果によって給付額(年金資産)が変動します。
  • 最後の企業型DCの場合、自分が何で運用するかを決める必要があり、時間を書けても増えないものを選択してしまうと退職金が思ったほどもらえないという可能性がありますので、難しいポイントといえます。

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執筆者
三輪 文
  • 三輪 文
  • ファイナンシャルアドバイザー

二級ファイナンシャル・プラニング技能士(FP2級)。はたらく世代の資産運用サポート促進のためのマネーセミナーで登壇多数。二種外務員や保険募集人資格を短期間で取得。生命保険から投資信託までの幅広い金融商品を活用し、総合的な視点からライプラニングや資産運用アドバイスを行う。また、中学生から芸能活動をスタートし、役者やラジオパーソナリティ、モデルなどとして幅広く活動。フリーランスなどの経験と女性の視点も併せて資産運用の初心者にでも分かりやすくお金の話を伝えることに努力している。

監修者
泉田 良輔
  • 泉田 良輔
  • 証券アナリスト/経営者/元機関投資家

愛媛県松山市出身。2013年に株式会社ナビゲータープラットフォーム(以下、ナビプラ)をシティグループ証券出身の証券アナリストであった原田慎司らとともに創業。ナビプラでは2013年に、個人投資家のための金融経済メディア「Longine(ロンジン)」を立ち上げ、編集長に就任。その後、株初心者向けネットメディア「株1(カブワン)」、2015年には、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」の前身となる「投信1(トウシンワン)」を立ち上げる。それ以前は、日本生命・国際投資部で外国株式ファンドマネージャー、フィデリティ投信・調査部や運用部にて10年に渡ってインターネット、電機(半導体・民生・産業エレクトロニクス)、機械(ロボットやセンサー企業中心)といったテクノロジーセクターの証券アナリストや中小型株ファンドのアシスタント・ポートフォリオ・マネージャー(最年少で就任)として従事。スペイン・ドミニコ会ロザリオ管区が設立した私立愛光中学校・愛光高等学校で6年間の寮生活を経て、慶応義塾大学商学部卒業。学部では深尾光洋ゼミにて国際金融及びコーポレート・ガバナンスを専攻。アジア通貨危機、昭和金融恐慌などの金融パニックのメカニズムを金融政策や金融機関への規制の観点から研究。それらの内容は「昭和金融恐慌からの教訓 平成恐慌になにをどう生かすべきか」(三田商学研究学生論文集)として発表。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科修了(同研究科最優秀賞受賞)。大学院では農業用水を活用した小水力発電システムをテーマに再生可能エネルギーシステムデザインの研究を行う。著書に『機関投資家だけが知っている「予想」のいらない株式投資』(ダイヤモンド社)『テクノロジーがすべてを塗り変える産業地図』『銀行はこれからどうなるのか』(いずれもクロスメディア・パブリッシング)『Google vs トヨタ 「自動運転車」は始まりにすぎない』(KADOKAWA)『日本の電機産業 何が勝敗を分けるのか』(日本経済新聞出版社)。また「日経BizGate」での連載「泉田良輔の新・産業鳥瞰図」「現代ビジネス」「東洋経済オンライン」「プレジデント」などへの寄稿や対談も多数。対談記事例としては「【未来予想】ブロックチェーン革命が、「半沢直樹」の世界に終わりを告げる」や「【未来予想】アマゾンとビットコインが、次世代の「銀行」になる理由」(いずれもNewsPicks)、「米独に遅れる日本の自動運転、自動車も電機の二の舞に?」(週刊ダイヤモンド)。海外ジャーナリストからインタビューされることも多く、Financial TimesThe EconomistBloombergにおいて自動車や金融業界についての国内外産業動向コメントも発信している。講演会や動画での情報発信も盛んに行っており、NewsPicksのTHE UPDATE、日経ビジネススクール慶應丸の内キャンパス慶應義塾SDMアカデミーヒルズなどでも講義を行う。またNewsPicksのNewSchoolではプロジェクトリーダーとして「本当に初心者のための資産運用」を開催。東京工業大学大学院非常勤講師として「エネルギー政策・経済特別講義」を2016年度から行う。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA) Blog:「泉田良輔の考え」 Twitter: @IzumX