何にせよ、この場は係長の主張を認めたほうが面倒がない、と判断した主人公。「わかりました。ではこちらの書類の確認をお願いします。」と、何事もなかったかのようにふるまうことにしました。

するとそこへやってきた、後輩の新人女子。係長の背中にむかって「ああ、よかった。『呼吸法』なら大丈夫ですね。」と声をかけてきました。「え?なんのことだ?」と振り返る係長。すると、新人女子は「いえ、もし、あれが『いびき』だったら病気の可能性もあるかと。でも、ああいう『呼吸法』ということですから、大丈夫ですよね。」と、にっこり。

病気と聞いて不安になったのか、係長が「何?詳しく教えてくれよ。」と新人女子のほうに身を乗り出してきました。すかさず「え?やっぱり寝てたんですか?」と驚いてみせる新人女子。「そんなわけないだろ!」と言いながらも、完全に目が泳いでいる係長は、「あ、いや。あれだ。ただの知的好奇心ってやつだ。」と、もうしどろもどろ。ああ、さすがに言い訳が苦しすぎる…。

このあとどうなったのかはさておき、業務時間中に居眠りをしてしまう上司や同僚に悩んている読者の中には、思わずニヤリとしてしまった方もいるのではないでしょうか。妄想シャイン、次回もどうぞお楽しみに。

【マンガ記事】妄想シャイン

入社3年目でようやくこなれてきたサラリーマンの主人公は、ストレスが溜まるとひたすら妄想しながら乗り切る、妄想社員。オフィスでよくある、ちょっとしたイライラやモヤモヤを、今日も妄想しながら乗り切ります。

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寺須こってぃ