老後にお金に困らない貯金、本当はいくら必要か

Volodymyr Kryshtal/iStock

将来、公的年金だけではお金が不足するのではないかといった不安から、老後資金への関心が高まっています。

では、どのぐらいの資金を貯めておけば安心なのでしょうか。

この記事では、老後資金はどの程度必要なのか、今回は元証券マンが老後資金の増やし方のポイントについて解説します。

老後資金2000万円問題とは

2019年は「老後資金2000万円問題」が話題になりました。

金融審議会「高齢社会における資産形成・管理」によると、モデルとなる高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上・妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯)の実収入は、毎月20万9198円であり実支出は、26万3718円となっています。
つまり、毎月5万4520円が赤字が出ることになります。

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1950年頃の男性の平均寿命は約60歳でしたが、現在は約81歳まで伸びています。

現在60歳の約4分の1が95歳まで生きるとの試算もあり、まさに「人生100年時代」を迎えようとしています。

そこで、定年退職してからの人生を30年とすると、

  • 5万4520円×12カ月×30年=1962万7200円

約2000万円の資金が不足するというのが、「老後資金2000万円問題」の根拠となる計算式だったのです。

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執筆者
山下 耕太郎

一橋大学経済学部卒業後、証券会社で営業・マーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。保有資格は証券外務員一種。ツイッターは@yanta2011