定年間近の50代でも世帯貯蓄額が500万円という結果は、老後資金としては心細い金額です。また、実際に持っている貯蓄額とこのくらいは持っておきたいと考える理想の貯蓄額には差があり、40代での差は650万円、50代では1,500万円、60代では1,800万円と、年齢が上がるほどギャップが拡がる傾向にあるようです。

老後資金や子供の教育費、不測の事態への備えなど、貯蓄の必要性は十分わかっていても、なかなか思うように貯められない現実がうかがえる結果だといえるでしょう。

浪費家? 貯蓄家? あなたはどちらに当てはまる⁉

また同調査で、浪費家、一般的、貯蓄家の定義を、年収※に対する貯蓄割合で回答してもらった結果、次のような認識であることがわかりました。

浪費家:年収の「10%以下」を貯蓄している人
一般的:年収の「11~29%」を貯蓄している人
貯蓄家:年収の「30%以上」を貯蓄している人

たとえば、年収が400万円の場合、年間40万円の貯蓄しかできなければ浪費家さん。年間120万円の貯蓄が出来れば貯蓄家さんということになります。計算通りとはいかないまでも、年間の目標貯蓄額を決める目安の1つとするには良さそうです。

※税金や社会保険料は考慮されていないので実際の手取り額とは異なります。