収入が多い人は、当然貯蓄もたくさん持っているはずと考えがちです。でも実際は、稼いでいる割にはそれほど貯蓄のない「浪費家さん」と、収入はそれほど多くなくても堅実に貯蓄を増やしている「貯蓄家さん」がいます。

収入も貯蓄も多いに越したことはありませんが、まずは、しっかり貯められる貯蓄家さんに近づくために、浪費家さんと貯蓄家さんの違いを知っておきましょう。

貯蓄額の理想と現実は?

松井証券が10月に発表した「老後資金に関する調査」(子供と親のいる全国の20~60代の男女、合計800人対象)の中に、「貯蓄の実態」に関するいくつかの設問があります。

まず、現在の世帯貯蓄額と理想の世帯貯蓄額についての回答、そして現実と理想のギャップは以下の通りでした(金額は中央値で集計)。

年代別、理想と現実の貯蓄の差額

出所:松井証券株式会社調べ