フリーランスや自営業の場合、国民年金はいくらもらえるか
続いて国民年金を受給することになり自営業やフリーランスの場合はいくら年金がもらえるのかみていきましょう。
前項と同資料で確認すると平均年金月額は5万5708円となっています。厚生年金の受給額と比べると大きく減額しています。
では国民年金の年金月額別の人数も確認してみましょう。
- ~1万円:83,022人
- 1万円~2万円:314,832人
- 2万円~3万円:991,875人
- 3万円~4万円:3,083,098人
- 4万円~5万円:4,704,912人
- 5万円~6万円:7,494,438人
- 6万円~7万円:14,204,935人
- 7万円~:1,787,336人
厚生年金と違い、受給できる金額に上限がある国民年金は毎月の受給額の幅も広くはありません。
ただし国民年金でも受給額の差が出ており、国民年金だけではいずれにせよ生活するのは難しいことが分かります。
老後資金はいくら必要か
厚生年金と国民年金だけでの生活は多くの方が厳しい老後となることが分かりました。
では老後資金はいくらを目安にし、自助努力はいくら必要なのでしょうか。
生命保険文化センターの老後必要資金についての意識調査では、最低日常生活費が平均22万1000円、ゆとりある老後生活費の平均は36万1000円という結果が出ています。
老後が30年と仮定するといくらが必要になるのかそれぞれ計算してみましょう。
最低日常生活費の場合
- 約22万円×12ヶ月×30年=7920万円
ゆとりある老後生活費の場合
- 約36万円×12ヶ月×30年=1億2960万円
上記の金額を踏まえると老後30年間受け取る年金との差額を自助努力で備えておく必要がありますが世帯のケースによって大きく金額は変わってきます。