親も子どもにオンラインゲームを許可した責任を背負う必要があります。ゲームに関することは子どもに丸投げにせず、誰とやっているのか、どんな様子なのかを毎日確認するくらい気を配ることが必要でしょう。

ただ、一方的に責め立てると子どもが黙ってしまい、何の情報も得られなくなる可能性もあります。ですから、ゲーム自体を否定せず「どんなことが楽しかったか」「学校のお友達以外で一緒に遊んでいる人はいるのか」と、自然な会話の中で探りを入れてトラブルの気配を探ることも一手です。

インターネットを介し、子どもを巻き込む犯罪は後を絶ちません。金銭トラブルだけではなく誘拐など命の危険と隣り合わせの事件も起きています。「うちの子に限ってそんなこと起きるわけない」と思い込む時代ではありません。オンラインゲームは楽しいだけではなく危険があることも親子で認識し、家庭内でのルールを徹底して犯罪から子どもを守るようガードを固めることが大切です。

優しい言葉をかけてきたり、自分の悩みやグチを聞き理解を示してくれる大人は自分をターゲットにしている犯罪者かもしれない――。極端な考えかもしれませんが、男児、女児関係なくこのくらいキツイことを折を見て伝えておかないと、オンラインゲームで知り合った見知らぬ人の甘い言葉につられて出かけてしまうリスクを完全に排除することは不可能に近いのです。