まずは「訪問看護」や「かかりつけ医」に相談を
急病や自宅で倒れた場合、「まずは救急車!」と考えがちですが、訪問看護ステーション、もしくはかかりつけ医に相談する方法があります。
検温・血圧測定・聴診器で胸を聞く・問診などを行い迅速かつ的確なアドバイスをしてくれます。本人の病歴や性格などをよく把握してくださっている場合が多く、いざとなったときに、とても心強い味方となってくれます。筆者も、祖母の急病時に何度も助けていただきました。
夜中から朝方にかけての急病にも対応可能な、町の開業医さんと日頃から関わりをもっておくのも、安心かもしれません。
さいごに
いまだ終息の兆しがみえないコロナ禍。介護者は万が一の場合に備え、「4点セット」や「緊急引き継ぎシート」を用意しておきましょう。
そして、訪問看護や7119番を積極的に活用し、医師や看護師の指示を仰いでください。
コロナ禍において、救急車の利用は最終手段であるという点を、介護者は頭に入れておきましょう。そして、本人の急病時には、極力落ち着き、冷静に対処することが望まれます。
【参考】
「年末年始の救急事故をなくそう」広報テーマ2020年12月号 東京消防庁
「救急安心センター事業(♯7119)ってナニ?」救急車の適正利用 総務省消防庁
「ケアラーのバトン」緊急引継ぎシート 新型コロナウイルス感染拡大に伴うケアラーのための緊急情報サイト 一般社団法人日本ケアラー連盟
奥村 シンゴ