コロナ対策「緊急引き継ぎシート」

介護者は、本人が新型コロナウイルス感染症に感染した場合に備え、「介護引き継ぎシート」を作り、ケアマネジャーや主治医の連絡先、現在の介護体制、治療内容、ケアの方向性や療養方針を書いておくようにしましょう。

一般社団法人日本ケアラー連盟の“「ケアラーのバトン」緊急引き継ぎシート”はとてもわかりやすく作られています。

一般社団法人日本ケアラー連盟のホームページよりダウンロードが可能です。
「ケアラーのバトン」緊急引継ぎシート(2020年4月16日)
 

介護引き継ぎシートには、本人とケアラー、そしてバックアップ(引き継ぎ可能)ケアラーについての情報を記入します。その際、下記の1~3を注意していきましょう。

  1. 「バックアップ介護者の氏名や連絡先」「要介護者等に関する引き継ぎ事項」、介護者は家族など関係者と相談し、連絡先を記入。
  2. 介護者は、他の家族や親戚に介護を頼めるか、一時的に介護施設や病院に入所・入院してもらうのか、あらかじめ主治医やケアマネジャーと相談しましょう。
  3. 介護者の同居者は「濃厚接触者」になるので、デイサービスやショートステイでは受け入れてもらえない可能性があります。そのため、自治体の体制や地域の受け皿を確認しておくこと必要があります。

この緊急引き継ぎシートを作成しておけば、本人の急病時に救急隊員や主治医が具体的な症状を把握でき、家族にとっても説明しやすく心強いでしょう。