ゆとり世代とはどう付き合う?
会社はさまざまな性格の人の集まりでもありますが、年代や世代が違えば価値観も大きく異なります。その中でも、ゆとり世代の社員とうまくコミュニケーションをとるのが難しいと考えている人は多いのではないでしょうか。ゆとり世代に明確な定義はないようですが、ゆとり教育(注)を受けた1987年から2004年に生まれた人たちを指すことが多いようです。
(注)ゆとり教育とは…
1977年の学習指導要領改定で「ゆとりと充実」がうたわれ,1999年の全面改正(2002実施)によって実質的に始まったといわれる。
(……しかし)学力低下が問題となり,2008年2月,文部科学省は中央教育審議会の答申に沿い,授業数の増加を盛り込んだ学習指導要領改定案を発表した。2008年3月要領が改定され,ゆとり教育からの転換がはかられた。
『ブリタニカ国際大百科事典』より引用
彼/彼女らの特徴を一括りに論じることはできませんが、多く見受けられる特徴を見ていきましょう。
- 強く注意されることが苦手
- 仕事は仕事、プライベートはプライベート
- 「みんながしているから」では動かない
- 適度な距離間を保ってコミュニケーションを取る……など。
ネガティブな側面だけではなく、ポジティブな面も両方持ち合わせています。参考程度にとどめ、決めつけないように注意しましょう。
続いて、ゆとり世代とうまくやっていくためのポイントを解説します。
精神論を押し付けない
相手のためを思って自分の精神論をかざして喝を入れたり、発破をかけても、ゆとり世代はモチベーションが上がるどころか負担に感じてしまうかもしれません。動いてほしいときは、その仕事の意義や得られるメリットを説明することを心がけましょう。