湾岸戦争が勃発、日本の国際貢献のあり方は現在でも大きな議論に

世界では1月に湾岸戦争が勃発しました。これは、前年(1990年)にクウェートへ侵攻したイラクに対して、米国を中心とする多国籍軍が空爆を開始したものです。

多国籍軍が圧倒的な軍事力でイラクを撃退し、3月に休戦協定が成立しましたが、解決はやや曖昧な形でした。実際、イラクのフセイン大統領が権力を維持したため、2003年のイラク戦争へと繋がっていきました。

なお、この湾岸戦争において、資金面での協力しかできなかった日本に対して国際的批判が高まり、その後の自衛隊派遣が実施されるきっかけになりました。そして、紛争解決への国際貢献のあり方は、日本の安全保障問題へと発展し、現在も議論が続いています。

大相撲では千代の富士と大乃国の2横綱が引退

大相撲では5月に横綱・千代の富士が引退し、7月には横綱・大乃国も引退しました。なお、千代の富士が引退を決意したと言われるのが、新鋭の貴花田(当時は前頭筆頭)に完敗したことです。貴花田はその後、貴乃花として横綱へ昇進して一時代を築きました。

引退後は親方として、また、協会理事として相撲界の発展に尽力しましたが、2017年11月に起きた一連の暴行事件を発端とする理事解任を受ける形で相撲界から身を引いて現在に至っているのはご存知の通りです。

その他のスポーツでは、IOC総会で’98長野五輪開催が決定して歓喜に沸きました。また、プロ野球ロッテの千葉移転の決定や、Jリーグの発足(開幕は2年後)が認可されるなどのニュースがありました。