コロナ禍での「無買日」と「ブラックフライデー」
確かに「Buy Nothing Day」への認識は世界中で年々広がっています。しかし、まだまだブラックフライデーに影響をあたえるほどではないように思います。
毎年ブラックフライデーは投資家にも注目されるほど、経済にとっても重要なイベントとなっています。2020年はソーシャルディスタンスなどコロナ対策が必要とされ、この日をあてにしている小売業者へのダメージが懸念されています。
アメリカの小売業者はブラックフラデーウィークエンドやサイバーマンデーどころか、11月中または、長いところでは11月から年末まで2カ月間など、さらに期間を延ばしています。セールの日数を延ばすことで、ソーシャルディスタンスを遵守することによる客数制限分を稼ごうとしているようです。
コロナ禍で赤字に苦しむ小売業者にとっては、2020年のブラックフライデー商戦は生き残りがかかっているともいえます。
失業して、ブラックフライデーセールどころではないという人も多い中で、多少なりとも余裕のある人が「無買」をすることでの小売業者への影響は厳しい結果に繋がりかねません。
それを考えるとコロナ禍では「無買」か「ブラックフライデーセールショッピング」かと悩むところです。元々買い物にはあまり興味がなく無買日の多い筆者ですが、2020年は、コロナ対策が徹底されている地元の小売業者で少ない予算ではありますが、買い物をすることで貢献したいと考えています。
美紀 ブライト