たとえば、休日に家族と外出がてら少し遠いけれど安い家電販売店に出かけるというのはアリでしょう。家電製品なら数千円の差がつくことも珍しくはありません。
一方、平日の会社帰りに数百円安くなるスーパーに往復20分かけて向かうというのは単純にしんどいですよね。そういう”すり減る”節約ではなく、体力や気持ちのゆとりを失わない節約ができるといいですね。
「減らさない資産」と「ふやす資産」にわける
貯金することも大事ですが、預金金利がほぼゼロの今の時代は資産をふやすこともまた大事です。資産をふやすことには、株式投資や投資信託といった金融資産を購入したり、不動産を購入したりすることが含まれます。
ただ、それらの投資には元本の保証がありません。つまり元本を損失するリスクが存在します。それを怖いと感じるのは当然のことです。ただし、過剰に怖がっていては強い家計は作れません。
貯金はとても地道な作業です。1,000円貯めたら1,000円が貯まる。10,000円貯めたら10,000円が貯まる。今は利子にほとんど期待できないので、単純に自分が貯めた分だけが資産になります。そして、一般的には毎月の貯金額をふやそうと思うと、かなり頑張って節約するか収入を上げるしかないのです。
それが難しいからお金に働いてもらおうというのが投資の発想です。10,000円で株を買えば11,000円になるかもしれません。もちろんその逆で、9,000円になることもありますが、用意した10,000円という元本以上にお金をふやせる可能性もあるのです。
もちろん、注意点もあります。最も大事なのは余裕資金で行うことです。決して「そのお金がなくなったら生活できない」というようなお金で投資をしないことです。